9月23日の土曜日の秋分の日に、秋の彼岸会をおつとめいたしました。
今回の法話のテーマは、「お葬儀についての一提案、その他」ということで、後半はお葬儀のあり方について、私なりにいま考えている思いを伝えさせていただきました。
その宗派の教えに照らして必要のないものは省き、大切なこと・外してはならないことを基本にお葬儀を考えていきますと、値切ったりケチったり(失礼…💦)せずとも、自然とお葬儀の全体の費用は落ち着いたものになって行くというシンプルな考えです。
知らないうちに必要なものとそうでないものが、ゴチャゴチャに混在してしまっているように思います。それは私たち僧侶の怠慢と葬儀の商業化が主な原因ではないかと、力のない頭で考えてみたことです…
それとワザワザ祭壇(正式には葬儀壇や荘厳壇と申します)を組まなくても、仏師や仏具屋さんが心を込めて仕上げてくださった本堂内陣のご本尊の前での葬儀ってシンプルでかっこいいと思うのですが…😊
中には本堂で大きな祭壇を組むことによって、ご本尊もお内陣も隠れてしまうこともあります😅
仏さまの世界を表現するために、金箔や漆で荘厳されたお内陣を隠して、突貫工事で組んだ祭壇(葬儀屋さんごめんなさい🙇♂💦)の葬儀ってどうなのかな…😅
あくまで私見ですが、家族葬やその他諸々、ご門徒さんたちには思いを伝えさせていただきました。
今回のお供養は、昨年まで光明寺門信徒会の役員としてお寺を盛り上げてくださったご門徒さんが、ご主人の十七回忌をお参りの皆さまに!と、おいしいお菓子をお届けくださいました。 それに西本願寺出版のご法話の冊子、最近のお茶事にて床の間を飾った、江戸時代の天秤と桔梗の花の写真をラミネートして、天秤にまつわる法話もさせていただきました。