お茶会・法話

  • 11月10日 親鸞聖人報恩講法要のご案内

     菊の花も美しく、秋らしくなってまいりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

     さて、年に一度の親鸞聖人のご法事にあたる、報恩講をお勤めいたします。

     報恩講では、親鸞聖人のご一生を偲ぶ御絵伝を本堂の内陣に掛け、息子たちとお勤めをいたします。

    今年は親鸞聖人が流罪になったきっかけともいえる、「往生礼賛」(おうじょうらいさん)という鎌倉時代や室町時代によく勤められたお経を法要でお勤めしたいと存じます。そして、そのお経からなぜ流罪に発展していったのか?法話の中でお話をさせていただきたいと思います。

    お誘いあわせお参りくださいますように、ご案内申し上げます。

     

    日 時  令和元年11月10日(午後2時~4時ごろまで

    法 話  住職  「親鸞聖人が流罪になった理由を探る」

     

     今、京都国立博物館で三十六歌仙の展示がされております。100年前にバラバラに切り離されて有名になった佐竹本です。

     もともと巻物だったこの佐竹本の筆者が、法然上人を慕い庇護した、九条兼実公の次男、後京極良経なのです。この良経は法然上人の浄土宗が弾圧されようとしていた時に、摂政の地位にあり、お公家さんの中で裁判長の地位にあり、何とかうまく収めようとしておりました。しかし、38歳で急死してしまうのです。その後、裁判長が変わった途端に、法然上人は土佐、親鸞聖人は越後に流罪となってしまいます。写真はそのお公家さんの裁判の評定の様子がご絵伝に描かれている場面です。今回の法要の粗供養のラミネートです。不思議なご縁を感じます…。

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